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「すしざんまい」木村社長がソマリア海賊を更生して撲滅! [感動・人]

「すしざんまい」木村社長といえば
正月初競りでのマグロの最高値落札で話題の人。

しかし、ただのパフォーマーではなかった。
ある意味、感動のお話!


(出典:すしざんまいHP


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ソマリアというのは、アフリカ東部の
「アフリカの角」とも呼ばれる場所。

人口約1000万人、
主産業はバナナ等の農業とラクダ等の畜産業。
しかし、内戦ばかりの無政府状態が長い。



そのソマリアで、木村社長は
元海賊とマグロ漁
しているというのだ。

ソマリア沖は、キハダマグロの好漁場。
しかし、海賊が増えて獲りに行けなくなった。

でも誰も海賊と相談しには行かない。
そりゃ、怖くて行けないですよね。

海賊といったって相手は人間なんですから。
それでさっそく、伝手を頼ってソマリアの海賊たちに
会いに行きました。
そこでわかったことは、
彼らだってなにも好き好んで海賊をやっている訳じゃない
ということです。
だったらこの海で、マグロを獲ればいいじゃないか。
自分で稼いだ金で家族を養うという、
誇りを持った人生にしなくちゃいかん。
と話し合ったそうです。

「言うは易し行うは難し」ですが、
木村社長はやってのけました。

しかし、問題だらけ、
  • マグロ漁に使える船がない
  • マグロ漁の技術がない
  • 冷蔵倉庫がない
  • 販売ルートがない
    ※IOTC(インド洋マグロ類委員会)に加盟しないと輸出できない
 

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それでどうしたか?
  • 会社の船を4隻持って行った
  • マグロ漁の技術を教えた
  • 冷凍倉庫を使えるようにした
  • ソマリア政府に働きかけてIOTCに加盟した
  • 獲れたマグロを買い取った

そうして、元海賊たちがマグロ漁で生活が
できるようになった!

もちろん、海賊業は廃業

そして、お隣のジプチでも同様に・・・

いろんな国や国際機関も援助をやっていますが、
どれも上滑りのことばかりで
あまり役に立っていないことも少なくありません。
相手の視線に立って、
相手の悩みに気がついてあげることが必要なんです。

ソマリア沖じゃ一時は年間300件
海賊による被害があったそうですが、
うちが行くようになって、
この3年間の海賊の被害はゼロだと聞いています。
よくやってくれたと、ジブチ政府から勲章までいただきました。

正直言って今のところまだ採算はとれていませんね。
しかし、将来的にはきちんと利益が出る
目論見はたっていますよ。
それに商売というのは、目の前の利益、儲けのことを
第一に考えていたんではうまくいかないものなんです。
まず考えなくてはならないのは、
どうやったら喜んでもらえるか、
何を求められているかということ。
それに応える算段をするのが「商売」なのではないですか。


すごいですね。
すごい民間外交です。

政府の援助は大手のひも付きが多く、
薄っぺらに感じてしまいます。

もちろん、海賊がいなくなったのは、自衛隊を含め、
いろいろな国や関係機関の努力の賜物でしょうが、
これほどのことを、
こんなにも深いレベルで
そうそうできることではありません。

これは感動しました!
カッコイイです!

このお話は、たまたま下記参照先で見つけたのですが、
ニュースになってますか?
覚えがありません。

もっともっと知られるべきニュースだと思います。


参照:「ハーバー・ビジネス・オンンライン」


(追記)
2013/1/13に『真相報道バンキシャ!』で取り上げられた
ことがあったようです。



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