監視カメラ映像がネットで無断公開されている！

ここ数日、監視カメラの映像が
ロシアの某サイトで公開されてしまっている
とニュースや2ch等で騒がれています。




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これはITやセキュリティの業界、あるいは
ネットワークに多少詳しい方なら周知のことで、
騒いだら、面白半分の人たちがのぞき見してしまうので、
あまり表沙汰にしなかったと思われます。

あるニュースでは、
防犯カメラがとある理髪店にあることが分かり、
TV局が取材に入りました。

そこの天井の監視カメラからの映像が、
リポーターのスマホに映っていてびっくり。
自分が上から映っているのです。

店主は慌てて設置業者に電話。
なんてシーンがありました。

今回、ロシアのあるサイトが、日本を含め
世界中の無防備な監視カメラ数千台の映像を公開していて
騒ぎに火がついてしまったのです。

もしかすると、監視カメラにハッカーが侵入して
違法なことをしていると思う人もいるかも
知れません。

しかし、このサイトがしていることは、
決して褒められたことではないものの、
少なくとも日本では、実は違法ではありません。
（ただし、状況によってはプライバシー侵害）

喩えて言えば、インターネットは公衆回線で、
道路でいえば公道です。
監視カメラは家やビルだと思って下さい。

道路を進んで行ったら、ある家があって、
玄関に鍵がかかっていない、
あるいは鍵穴にキーがささったまま、
もっと言えば、ドアが開いたまま、
そういう状態なのです。



さすがに、玄関を開けたままで出かけて、
ドロボーに入られたら、
（ドロボーではなくても中を覗かれたら）
「それはあんたも悪い」になりますよね。

監視カメラにはID、パスワードという
鍵をちゃんとかけないといけません。

今回、日本ではパナソニックのカメラの
映像流出が多いと言われているようですが、
監視カメラの性能が悪いのではありません。
むしろパナソニック製は性能がいいでしょう。

それを設置した人が、
カギをか掛け忘れただけです。
たまたま、パナソニックのシェアが大きくて
台数が多かっただけでしょう。

どんなに立派な玄関ドアを付けても、
そのメーカーに関係なく、
ドアを閉めない、カギも掛けないでは
意味がありません。

もし喩えが悪いというなら、
防犯カメラが特殊なホームページだと
思えばいいでしょう。

URLさえあれば誰でも見られるのです。
会員限定サイトとか
銀行の取引サイトであれば、
当然ID、パスワードがあります。
それと同じことです。


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今、この記事を読んでいただいている方、
もしご存知なかったら、この
確認くん（http://www.ugtop.com/spill.shtml）
というサイトにアクセスしてみて下さい。
（ここは安全ですが、無理にとは言いません）



インターネットにアクセスすれば、
そこに出てくるような情報は
ほぼ自動的に取得されるのです。

別に意味もなく取得されているのではなく、
データという小包を返すために
宛先の情報がなければ届けようがありませんから
仕方ありません。

インターネットをするなら
一応、知っていた方がいいでしょう。

最近、防犯カメラの映像が決め手となって
犯人が捕まる事件が増え、
その重要性が高まっています。

しかし、その使い方を間違えれば、
プライバシー侵害になったり、
行き過ぎた監視社会になったりします。

そんな近未来社会を描いた
サスペンス小説が、
2014年にドイツで大ヒットしました。

マルク・エルスべルグ著『ゼロ』 （角川文庫）


今既に実現または実現しつつある技術や
心理学などを組み合わせればできるものが多く、
非常にリアリティがあります。

街中には監視カメラが、
SNSには個人情報が溢れています。

「アクトアプリ」というアプリ
（一種のAI＝人工頭脳）が、
こうすると仕事や恋愛がうまくいくよ、
こうするとダイエットできるよ、
これであなたの評価、ランクがアップするよ
とアドバイスをくれる。

それを悪用する陣営と
便利だと使うだけの人たち、
何かがおかしいと訝しむ人たち。

その行きつく先に待っているものは・・・

よかったら読んでみてください。
（上の本の画像をクリック→amazon）



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タグ：監視カメラ 防犯カメラ 流出