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この本を読みたけりゃ燃やせ!? [グルメ・グッズ]

本は紙なのだから、燃やしてしまったら最後、
のはずが、読みたければ燃やせとは、
この本は一体どーなっているのか?

燃やして読む本
(下のInstagramより)






この本のタイトルは『華氏451度』
1953年にレイ・ブラッドベリによって書かれたSF小説だ。

紙が燃え始める温度(華氏451度≒摂氏233度)を
意味している。

見た目は炭のように真っ黒なページばかりの本で
文字はまったく見えない。ところが・・・

※動画が表示されない場合は再読込してみて下さい

Preparing burning stuff for 2018 #fahrenheit451 #superterrain #designgraphic #artbook #thermochromic

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何とも不思議だが、
一種の感熱インクで覆われているらしく、
常温では黒いが、高温では透明になって
文字が読めるようになるという。

なぜこの『華氏451度』が選ばれたかというと、
本の所持や読書が禁じられた、ある社会における
人間模様を描いた作品だからだ。

今の時代なら、国の検閲を問題にしたのかと考えそうだが、
実際には1950年代のテレビやラジオが広まりだす時代に
書かれたものだ。

画像や音声などの感覚情報ばかりの社会で、
そこでは文字情報の本の所持が禁止されており、
発見された場合はただちに「ファイアマン」という機関が
出動して焼却し、所有者は逮捕される。

「お前、本を持っているな」
「ほら、本の形だけど、文字はないです」
「おっ・・・、そうだな」
(でも燃やすと本になる!?)

いろいろな会話がなされそうだ。

「読む前によく燃やせよ」
「本当に燃えちゃいそうで怖いな」
「読みながら燃やさないとだめだ」
「あっ、手が熱い」
「我慢しろ、読めないだろ」
「手が先に燃えそうだ」

発売は来年らしいが、楽しみだ。

燃やしながら読むのは面倒な人はコチラ。

レイ・ブラッドベリ (著)
華氏451度



cf) COLOSSALウィキペディア







タグ:燃やす
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