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地球への20回もの天体衝突で月はできた? [宇宙・文明]

地球の衛星である月は、太古の地球に天体が次々と
衝突したことによりできたという説が昨日(1月9日)発表された。

Earth-Moon-11-2016.jpg
(火星から見た地球と月 Image: NASA/JPL/University of Arizona


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これまでは、火星クラスの惑星が一度衝突したことによる
「巨大衝突説」が月の成因の定説であった。

しかし、そこには矛盾があった。
そうだとすると、月の成分の5分の1は地球由来、
5分の4は衝突した天体由来となるはずらしい。

ところが実際には、
地球も月も成分はほぼ同じなのだ。

研究チームのイスラエル・ワイツマン科学研究所の
ラルカ・ルフ(Raluca Rufu)氏は、こう述べている。
複数の衝撃があったとする説の方が、月の形成をより『自然』に説明できる


火星ほどには大きくない「微惑星」クラスの天体と
太古の地球との衝突のコンピューターシミュレーションを
約1000パターンも作成したそうだ。

それによると、何度も何度も微惑星が地球に衝突し、
その時の地球から飛び散った大量の破片が
地球の周囲に輪になってどんどんたまり、
それらが合体して小惑星=月になったらしいという。

そして、微惑星の衝突回数は約20回
見積もられている。

地球の破片から月ができたというなら、
成分がほぼ同じになるのは当たり前だ。


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微惑星ではないが、大きな隕石による被害では、
約100年前の西シベリアの「ツングースカ大爆発」が有名だ。

あまり町も民家もない地域だったから
不幸中の幸いではあったが、
1000kmも離れた家の窓ガラスが割れるほどだった。

爆発の規模は、広島型原子爆弾の1000倍だったと
言われるが、それでも直径はわずか3~70mと見られている。

火星より小さな「微惑星」とは言っても、
火星の直径は約6800kmある。
その半分としても3400kmと日本列島より大きいのだから
とんでもない事態だ。

たまたま、その月の直径が3400km余り。
そのくらいの規模でなければ、月ほど大きなものはできない。

そういう衝突が20回!
想像を絶する世界だ。

「ニビル」という地球の4~5倍も大きな惑星が
地球に衝突しようとしているのを
NASAも政府も隠しており、陰で火星移住計画を
進めている、なんて都市伝説もあるが・・・


ref) AFP BB News


布施哲治 (著)
“今”起こっても不思議ではない 天体衝突の危機
月の謎―不思議天体の真実に迫る!



<関連記事>
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小惑星「2016 WF9」が2月25日に地球に接近


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タグ:微惑星
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