113番元素「ニホニウム」日本初の命名 [IT・技術・科学]
理化学研究所のグループが合成した113番新元素の
名称案を「ニホニウム」と、IUPAC(国際純正・応用化学連合)が
発表した。日本初の命名だ。
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新元素の名前は日本生まれであることが
分かることを重視。
「ジャポニウム」も有力だったが、
外国語より日本語がいい等の理由で
「ニホニウム」となった。
元素名は、発見または合成した研究チームが命名権をもち、
その命名案をIUPACが審査して決める。
地名や科学者、神話などに由来して
語尾が「イウム」となっている名前が多い。
原子番号113番だが、これはその元素中の陽子の数。
92番ウランまでは自然界でほぼ見つかっているが、
93番ネプツニウム以降は人工的に合成したもの。
今回のニホニウムは、亜鉛(陽子30個)を
光速の約1/10(約秒速約3万km)に加速して、
ビスマス(陽子83個)に衝突させ、
核融合反応により合成した。
ところが、合成できたと思ったら、
たった寿命0.002秒で崩壊してしまい、
ドブニウムやメンデレビウムに姿を変えてしまう。
2002年から2012年まで実験を実施し、
360兆回という想像のつかない回数の衝突実験を行い、
できたのはたったの3個だったとか。
これは、途方に暮れてしまいます。
その地道な研究、実験には脱帽するしかありません。
理化学研究所の研究チームのリーダーは、
九州大学の森田浩介教授。
その森田教授の研究室の学生は、
と、皆からとても慕われている方のようだ。
出典:毎日新聞、NHK News Web
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名称案を「ニホニウム」と、IUPAC(国際純正・応用化学連合)が
発表した。日本初の命名だ。
新元素の名前は日本生まれであることが
分かることを重視。
「ジャポニウム」も有力だったが、
外国語より日本語がいい等の理由で
「ニホニウム」となった。
元素名は、発見または合成した研究チームが命名権をもち、
その命名案をIUPACが審査して決める。
地名や科学者、神話などに由来して
語尾が「イウム」となっている名前が多い。
原子番号113番だが、これはその元素中の陽子の数。
92番ウランまでは自然界でほぼ見つかっているが、
93番ネプツニウム以降は人工的に合成したもの。
今回のニホニウムは、亜鉛(陽子30個)を
光速の約1/10(約秒速約3万km)に加速して、
ビスマス(陽子83個)に衝突させ、
核融合反応により合成した。
ところが、合成できたと思ったら、
たった寿命0.002秒で崩壊してしまい、
ドブニウムやメンデレビウムに姿を変えてしまう。
2002年から2012年まで実験を実施し、
360兆回という想像のつかない回数の衝突実験を行い、
できたのはたったの3個だったとか。
これは、途方に暮れてしまいます。
その地道な研究、実験には脱帽するしかありません。
理化学研究所の研究チームのリーダーは、
九州大学の森田浩介教授。
その森田教授の研究室の学生は、
いつも先生からは『もっと勉強しろ』と言われていますが、研究室のみんなが先生のことをお父さんのように慕っています
森田先生の下で学ぶために自分は九州大学に来ました。今回の発見は本当にうれしくて、きのうニホニウムの名前が発表されたときも興奮して眠れませんでした
と、皆からとても慕われている方のようだ。
出典:毎日新聞、NHK News Web
知れば知るほど面白い 不思議な元素の世界 (ビジュアルだいわ文庫) | |
周期表マグカップ |
2016-06-09 15:19
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