ネアンデルタール人がストーンサークルを作っていた? [宇宙・文明]
フランスで、ネアンデルタール人が作ったのかも知れない
ストーンサークルが見つかった。それも洞窟の奥に。
(出典:National Geographic)
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見つかったのは、フランス西部のブルニケル洞窟の中。
それも、336mも奥に入った真っ暗な場所。
このストーンサークルは、実際には20年も前に見つかっていたらしいが、
諸事情で調査が進まず、最近になってきちんと調査された。
作り方としては、石や岩を積んだのではなく、
鍾乳洞によくある石筍を円状に積んであった。
直径は約6.7m。
石筍の一部は赤と黒に変色してひびが入っており、
上で火が焚かれたことを示していた。
そして、並べられた石筍や周囲にあった骨片の
表面に成長した鉱物のウラン系列年代測定をしたところ、
約17万6000年前と出たという。
ちなみに、イギリスのストーンヘンジや、日本の大湯ストーンサークルは、
4,000-4,500年前に作られたとされている。
南アフリカのアダムのカレンダーと言われる遺跡が
これまで最古のストーンサークル(の一種)と言われ、
75,000年前のものという。
17万6000年前にヨーロッパにいたヒト族というと
初期のネアンデルタール人しかいない。
ホモ・サピエンスがやって来た時期より10万年以上も早い。
従来の人類学では、初期のネアンデルタール人は
洞窟暮らしもしないし、こんな構造物も作らないと
考えられている。
ネアンデルタール人は火は使っていたようだが、
果たして、洞窟の300m以上も奥で火で照らしながら
ストーンサークルを作ったりするだろうか?
よほど大きな目的か何らかのメリットがなければ
そこまでしないと思われるが、謎だ。
米ワシントン大学の古人類学者エリック・トリンカウス氏は、
ボルドー大学のジャック・ジョベール氏は、
確かにその通りだろう。
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ちなみに、比べても仕方ないのだが、
昔、エジプトの王家の谷に行ったときも不思議だった。
(出典:Wikipedia)
小山のふもとから斜めに地下深く掘った通路の先に
上の写真のようなきらびやかな壁画が大量にあるのだ。
これだけのものを描くには、
それなりの明るさと時間が必要だ。
今でこそ電気照明できれいに見られるが、
当時はどうしたのか?
初めの話のストーンサークルなら、
松明のようなもので入って行って、
奥でたき火をすれば作れたかも知れない。
しかし、王家の谷の方は、
松明ではどんどん入れ替わらないと時間がもたず、
たき火のようなことをしたにしても、
すすの痕はまったくなかったし、
そもそも天井にも彩色があるのだ。
谷を掘って太陽光の下で作り、後から天井でふさごうにも、
山の下なのだから、山も人工でない限り無理。
ピラミッドは人工でも、王家の谷の山々は人工ではない。
ハトホル神殿には、「デンデラの電球」と呼ばれるレリーフがあり、
まさに電球のようなのだ。
(出典:Wikipedia)
妙にでかいが、もしかしたら本当に電球があって、
それで照らしながら、すすを残すこともなく、
壁画が描かれたのかも知れない。
古代の謎は面白い!
ストーンサークルの部分の出典:National Geographic
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ストーンサークルが見つかった。それも洞窟の奥に。
(出典:National Geographic)
見つかったのは、フランス西部のブルニケル洞窟の中。
それも、336mも奥に入った真っ暗な場所。
このストーンサークルは、実際には20年も前に見つかっていたらしいが、
諸事情で調査が進まず、最近になってきちんと調査された。
作り方としては、石や岩を積んだのではなく、
鍾乳洞によくある石筍を円状に積んであった。
直径は約6.7m。
石筍の一部は赤と黒に変色してひびが入っており、
上で火が焚かれたことを示していた。
そして、並べられた石筍や周囲にあった骨片の
表面に成長した鉱物のウラン系列年代測定をしたところ、
約17万6000年前と出たという。
ちなみに、イギリスのストーンヘンジや、日本の大湯ストーンサークルは、
4,000-4,500年前に作られたとされている。
南アフリカのアダムのカレンダーと言われる遺跡が
これまで最古のストーンサークル(の一種)と言われ、
75,000年前のものという。
17万6000年前にヨーロッパにいたヒト族というと
初期のネアンデルタール人しかいない。
ホモ・サピエンスがやって来た時期より10万年以上も早い。
従来の人類学では、初期のネアンデルタール人は
洞窟暮らしもしないし、こんな構造物も作らないと
考えられている。
ネアンデルタール人は火は使っていたようだが、
果たして、洞窟の300m以上も奥で火で照らしながら
ストーンサークルを作ったりするだろうか?
よほど大きな目的か何らかのメリットがなければ
そこまでしないと思われるが、謎だ。
米ワシントン大学の古人類学者エリック・トリンカウス氏は、
これは確実な発見で、ネアンデルタール人が高度な活動をしていたことを示す重要な証拠です。
ボルドー大学のジャック・ジョベール氏は、
ストーンサークルをつくるには、選択を行い、集団を率い、助言をし、人々を動員できる必要があります。安定した光源も必要です。それができたということは、この時代に構造化された社会があったことを示しています。
確かにその通りだろう。
ちなみに、比べても仕方ないのだが、
昔、エジプトの王家の谷に行ったときも不思議だった。
(出典:Wikipedia)
小山のふもとから斜めに地下深く掘った通路の先に
上の写真のようなきらびやかな壁画が大量にあるのだ。
これだけのものを描くには、
それなりの明るさと時間が必要だ。
今でこそ電気照明できれいに見られるが、
当時はどうしたのか?
初めの話のストーンサークルなら、
松明のようなもので入って行って、
奥でたき火をすれば作れたかも知れない。
しかし、王家の谷の方は、
松明ではどんどん入れ替わらないと時間がもたず、
たき火のようなことをしたにしても、
すすの痕はまったくなかったし、
そもそも天井にも彩色があるのだ。
谷を掘って太陽光の下で作り、後から天井でふさごうにも、
山の下なのだから、山も人工でない限り無理。
ピラミッドは人工でも、王家の谷の山々は人工ではない。
ハトホル神殿には、「デンデラの電球」と呼ばれるレリーフがあり、
まさに電球のようなのだ。
(出典:Wikipedia)
妙にでかいが、もしかしたら本当に電球があって、
それで照らしながら、すすを残すこともなく、
壁画が描かれたのかも知れない。
古代の謎は面白い!
ストーンサークルの部分の出典:National Geographic
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2016-05-26 23:48
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