嵐の復興支援コンサートで思わぬ影響、タモリカップも中止に

9月19〜23日の間の4日間、人気アイドルグループ・嵐の復興支援コンサート
「ARASHI BLAST in Miyagi」 が宮城県で開かれるのだが、
思わぬ影響が出てしまっているらしい。

嵐のコンサートの思わぬ影響とは？


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「被災地に笑顔と元気を与えて欲しい」
と宮城県の村井嘉浩知事が自ら打診して決定し、
「ARASHI BLAST in Miyagi」の開催が4/30に発表されていた。

ご存知の通り、嵐の人気にはものすごいものがある。
開催4日間で来場者は計20万人、経済効果は93億円と見込まれ、
東日本大震災からの復興をはかる宮城県にとって
一大イベントとなる。

嵐には何も責任はないし、
復興のための活動に拍手を送りたいのだが、
宮城県側のツメが甘かったとしか言えない。

嵐が来てくれると浮足立って、
他のことが何も見えなくなってはいなかったろうか。

東京オリンピックの開催が決定して喜び勇んでいて、
後から競技場の建設費問題等が噴き出したことと、
どこか共通点があるかも知れない。

嵐のコンサート会場は、「ひとめぼれスタジアム宮城」で
会場自体の問題はない。

ところが、場所は仙台市の隣の利府町内で、
最寄駅のJR利府駅から山道を登って徒歩約1時間。
バスなら10分で行けるが、駅からの道路は1本しかない。

去年もGLAYの55,000人コンサートで、
渋滞や帰宅難民で大変だったらしい。
今回は、それを連続で4日やるような規模だ。

それより更に更に問題なのは、「ホテル」。
宿泊施設が足りず、仙台周辺は既にどこも予約が取れない状況。
予約殺到で、システムがダウンしたホテルもあった。


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そして、思わぬ余波を受けてしまったのが、

• ヨットの「タモリカップ東北大会」が中止
• 日本質的心理学会の第12回仙台大会が10月に延期
• 日本混合研究法学会会議が会場を大阪に変更

など

いずれも関係者が宿泊先を確保できなくなったのが理由。
かと言って、復興支援コンサートの嵐のせいではない。

上記イベントは、嵐のコンサートよりも先に開催が決定していたのに、
後からコンサートの日程をかぶらてしまったのがいけない。
担当部署が違うから、なんて言い訳はいけないだろう。

タモリカップは、タモリさんが名誉会長を務めるヨットの祭典。
今年、富山、福岡が既に終わり、9月は初の東北での開催だったのが、
今日になって、関係者の宿泊場所の調整がつかず中止が発表された。
（9/12の横浜は予定通り開催）

タモリカップ東北大会 エントリー艇及び参加者の皆様へ
大会中止のお知らせ
９月２０日（日）に開催を予定しておりましたタモリカップ東北大会ですが、
最後の最後まで開催に向け努力を重ねて参りましたが、
開催当日の現地状況を考慮した結果、開催中止を決定させて頂きました。
タモリカップ初となる東北大会を楽しみにしていた皆様には心からお詫び申し上げます。
（以下略）

こういうイベントにしても、商品・サービスの販売・顧客管理等にしても
人数や商品数等の規模によって運営ノウハウがまったく変わってくる点を
見られる人や部署がないのだろう。

シャトルバス増発や時間の変更、地域との連携等により、
なんとかコンサートを無事実施できることを、
そして、同様の連携の失敗を繰り返さないように祈りたいと思います。


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タグ：嵐 コンサート タモリカップ 宮城 先代 ホテル