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太陽が3個、昼が140年も続く太陽系! [宇宙・文明]

アリゾナ大学の天文学チームが、
太陽を3つももつ惑星を発見した。

衛星(月)を3つではなく、太陽を3つである。

太陽,3個
(出典:アリゾナ大学


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そこでは、中央に大きな太陽が1つ、
その周りを惑星のように回る連星の太陽が2つある。

大きさや距離関係はまったく異なるが、
この地球がそこの惑星だとすると、

中央に太陽がある他に、木星と土星も恒星になって
その木星と土星がお互いの周りを回りながら、
太陽の周りを回っているようなイメージだ。

実際には、中央の太陽はここの太陽の約1.8倍。
連星の残り2つの太陽は、太陽と土星くらいの距離を空けて、
300天文単位離れた軌道を回っている。

(1天文単位=太陽と地球の平均距離≒1億5000万km)

「HD131399Ab」と命名されたこの惑星は、
地球から約340光年の距離で、
ケンタウルス座にある。

できたのは、約1600万年前のこと。
地球は約46億才なので、比較的若い。
ただ、木星の4倍くらいの質量をもつ。

HD131399Abの発見者は、
アリゾナ大学博士課程1年の学生さんだ。
ケビン・ワグナーさんという。

HD131399Abは地球年にして約550年で
中央の太陽を回る、
すなわち公転周期が約550年。

その半分の期間は、空に大きさや明るさの
異なる3つの太陽が見える。
このうち2つは連星で非常に接近している。

毎日、3回の日の出と日の入りを楽しめる(?)のはいいが、
3つの太陽の位置関係の加減で、
ある太陽が沈むと、他の太陽が出てくる
ということも起きる。

そうすると、軌道全体の約4分の1弱の
140年(地球年)は、ずっと昼のまま
という奇妙な状況になってしまう。

今回の発見は、一昨日の天の川の記事で登場した
ESO=the European Southern Observatoryがもつ
「分光偏光高コントラスト太陽系外惑星探査(SPHERE)」
という観測装置でなされた。




今回のケースでは3つの太陽だったが、
連星が2つで計4つの太陽をもつ恒星系も
2ヶ所ほど見つかっているらしい。

宇宙にはまだまだ不思議がいっぱいある!


出典:アリゾナ大学


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タグ:太陽 連星
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