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貧富を分かつ「恥の壁」って?@ペルー [社会・流行・乗物]

世界で有名な大きな「壁」といったら、
  • ベルリンの壁
  • 万里の長城
  • 嘆きの壁
あたりだろうか。

でも「恥の壁」って聞いたことありますか?


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昨年11、12月頃にYouTubeにアップされて、
話題になっています。

ペルーの首都リマの郊外にできてしまった、
貧困層と富裕層の居住地区を隔てる
コンクリートの長~い壁です。



長さは約10kmもあり、
有刺鉄線まで付いています。

「恥の壁」または
「ペルーのベルリンの壁」
と呼ばれているそうです。

カスアリーナス:富裕層ゾーン
ビスタ・エルモサ:貧困層ゾーン

片や、今にも崩れそうな小屋みたいな家々
片や、大きく立派な豪邸の数々
両極端で中間はなさそう。



カスアリーナス側に住む人たちは、
身を犯罪から守る手段として
必要なものだと訴える。

壁は町中にある。
壁で隣家と隔てられていることは
別に差別ではないだろう。

だが、向こう側では、わたしたちが貧しい人たちから
隔てられているのだから、差別だと
考えられているんじゃないのか

と平然と言っている。

確かに治安が悪く、
リマの30%もの人たちが
何らかの犯罪の犠牲になっている
という公式統計まである。

もう10年以上前だが、
マチュピチュ、ナスカの地上絵を見たくて
ペルーに行ったことがある。

壁だけで屋根すらない家もある一方で、
豪邸は有刺鉄線付きの高い壁に囲まれていた。

子どもたちは学校へ車で送迎だった。
歩いて学校に行かせるのが危険だから
と聞いた。


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シドニーに1年ほど住んでいたことがあるが、
やはり、小中学生の通学は親が車で送迎だった。

甘やかしているのではない。
誘拐対策としての親の義務なのだ。

先進国でも、悲しいことにそれが普通。
信じ難いが、日本は特別安全なのだ。

それにしても、この恥の壁はひどい。
資本主義の行き過ぎた姿の1つだろう。

がんばった人が報われるのはよいが、
なぜここまで格差が極端になってしまうのか。

日本も格差がどんどん広がっており、
いつ似たような状況にならないとも限らない。
考えさせられてしまう。


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