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赤色警報がまた出た北京を超える大気汚染都市 [健康]

PM2.5の水準が悪化し「赤色警報」(*1)が再び出た北京を
更に上回る都市があった。

一体どこか・・・

AirPol.png


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それは、
インドの首都ニューデリー

世界保健機(WHO)によると、
PM2.5の濃度が年間平均で153μg/㎥
これは、北京を上回る世界最悪で、
日本の基準(*2)の10倍以上。

気温の下がる11~2月の間に、
周辺の農村部で行われる野焼きの煙や、
年々増える自動車の排ガスが原因という。

この時期は、調理や暖房などで木材や固形燃料の
消費も増えることも悪化に拍車をかける。
空気が滞留しがちなのも要因らしい。

インド環境当局の調査ではこの12月、
PM2.5は市内のほとんどの地点で連日300μg/㎥以上

政府系研究機関の報告では、
汚染が原因でぜんそくや肺がん、心臓疾患などに
かかった市民が年に1万~3万人死亡しているという。

にわかには信じ難い状況だ。
大気汚染が元になって、万単位の人が死ぬなんて・・・

ニューデリー日本人学校では、
教室に空気清浄機を2台ずつ置いているそうだ。
空気が悪い日は体育の授業は屋内で行う。

笑い話ではないのだが、ある医師の話によると、
患者の数は5年で約3倍になった。
多くはぜんそくと慢性閉塞肺疾患。
その原因は、大気汚染。

処方箋には「できればニューデリーから引っ越すこと」
と書き添える。


高速鉄道に日本の新幹線の採用が
決まったようだが、
大気汚染対策の技術も採用して欲しいものだ。


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*1:気温、豪雨、大雪、大気汚染、強風、霧など、さまざまな気象現象に
 中国で用いられる警報基準で、指数ではなく日数で決まる。
青色警報 ~ 1日
黄色警報 ~ 2日
オレンジ警報 ~ 3日
赤色警報 ~ 4日以上

*2:日本の環境省の基準
  1年平均値が15μg/㎥以下、かつ1日平均値が35μg/㎥以下
  70μg/㎥以上で外出を控えるレベルとなる



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