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5の付く年のノーベル平和賞は核軍縮・不拡散関連だったが・・・ [社会・流行・乗物]

気付かなかったが、1975、1985、1995、2005年と
ノーベル平和賞は、核抑制関連の受賞が続いていた!


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間隔が10年も空いてしまうと、
なかなか気付けないが、
この40年間、次のような平和賞受賞が続いていた。

1975年:アンドレイ・サハロフ博士(当時ソ連)
  核実験に反対した反体制派物理学者

1985年:核戦争防止のための国際医学者組織

1995年:パグウォッシュ会議
  核兵器廃絶を目指す科学者団体

2005年:国際原子力機関&エルパラダイ事務局長

今年は別の系統で、「国際対話カルテット」(チュニジア)
が受賞した。

イスラム主義勢力と世俗派とを仲介し、
対立を対話で解決するという民主主義の基盤を
築いた4つの組織である。

シリアの混迷、難民問題がクローズアップされて
いた時期だった影響も大きいだろう。


話を戻すが、今年2015年は2005年に続く
5の付く10年毎の年にあたった。

第2次世界大戦の終結と原爆投下から70年の
節目となる年でもある。

今回は273の候補(個人205人+68団体)が
上がっていいて、次の団体も含まれていた。

  • 日本原水爆被害者団体協議会
  • 憲法9条の改正に反対する「九条の会」
  • 核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)



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日本原水爆被害者団体協議会代表委員の
谷口稜曄氏だったと思うが、

 「ノーベル賞を受賞することが目的ではなく、
 核のない平和で公正で持続可能 な世界
 実現されることが目的なのです。」

という趣旨のことを言われていた。

確かにそうである。
毎回、ノーベル賞発表の時期になると、
日本人が受賞できるかどうか、
今回は何人受賞したぞ、
と、受賞自体にばかり浮かれている感がある。

日本人が受賞すれば、それはもちろん喜ばしいが、
それよりも、成し遂げられた内容、その効果・影響、
その目指すところにもっと注目すべきなのだろう。

尚、ノーベル賞の選考過程は50年間非公開だそうだ。
その理由は分からない。


イギリスのブラッドフォード大学の
ピーター・バンデンダンゲン博士は
被爆者は平均年齢が80歳を超えている。
1950年代から活発な平和運動を続けてきた
被爆一世が存命のうちに授与しなければ、
委員会は後悔するだろう
と話している。

原爆の愚行・被害の記憶を風化させないための1つの形として、
都市伝説的な伝統(?)にとらわれずに、
また次回に期待しましょう。



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