カメ、シカが絡む鉄道の事故が意外と多いらしい。
カメはポイントに挟まり、
シカはレールを舐めに線路内へ!?




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カメがポイントに挟まる




にわかには信じ難いのだが、
JR西日本では、毎年夏になると、
カメがポイントに挟まって切り替えができなくなり、
列車が遅れる事故が多かったらしい。

カメが踏切を(礼儀正しく?)渡ることがあり、
途中で2本のレールの間に落ちてしまうと、
上にあがることができなくなって、ずっと線路の間を進み、
狭くなるポイントに挟まって身動きできなくなる。

するとポイントの切り替えできなくなって、
列車がしばらく止まってしまうと・・・

JRは須磨海浜水族園の専門家に相談。
試行錯誤の上、線路の下にU字溝を直角に埋めて、
カメがポイントに着く前にここに落ちるようにした。

今年4月に設置して8月までに10匹のカメを保護。
おそらく10回の事象が避けられたと考えられます

(JR西日本)


JR西日本全体では、和歌山線のJR五位堂駅
(奈良県香芝市)付近で最も多発していたが、
今年はゼロ件だったそうです。

めでたし、めでたし。

(追記)
コチラによく分かる写真が掲載されました。


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シカがレールを舐めにやってくる


シカの事故はJR九州での話。
なぜか、シカが線路の中に入り込んで、
レールを舐める(?)と。
それで、列車がブレーキをかけたり、ぶつかったり。

以前は、シカ7が嫌いなクマやライオンのフンを
撒いたこともあるらしいが、効果なし。

それまで、線路沿いの防音壁や動物除けのフェンスを
作ってきた日鉄住金建材(東京都江東区)が
JR等から対策を求められた。

いろいろ調べたところ、
動物園等のシカが鉄パイプを舐めたり、
線路に入り込んだシカがレールを舐めたりして
鉄分を補給していることが判明。

シカ肉には鉄分が多いそうだ。
ヒトはサプリで補えるけれど、
シカはそうもいかない。

その調査結果を元に、
鉄分と塩分を主原料とし た「誘鹿材」(ゆうかざい)という
ブロック状の固形物を開発した。

フェンスメーカーが動物用サプリを作ってしまった。

これを線路につながるケモノ道の途中において、
サプリのごとく、舐めて鉄分補給してもらい、
シカが線路まで進まないようになるという。

こちらはできたばかりで、
JR九州は今月から試験導入する。
効果の検証はこれから。

ということで、「ウサギとカメ」ならぬ
「シカとカメ」のお話でした。


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