バンダイナムコエンターテインメントは4月から
知的財産(IP)の一部オープン化を始めて約半年。
いろいろな成果が出つつあるそうだ。


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2015年はバンダイナムコが統合して10周年を迎える。
節目の年に何か大胆なプランを、として採用したのが、
数年前から流行り始めたUGC(User Generated Contents
=ユーザー生成コンテンツ)だった。

スマホアプリをはじめとするデジタルコンテンツを
念頭にオープン化に踏み切った。

次の17タイトルが対象となり、
キャラクターなどを使った二次創作が可能となった。
  • パックマン

  • ゼビウス

  • ワンダーモモ

  • バベルの塔

  • ギャラガ

  • ギャラクシアン

  • スカイキッド

  • マッピー

  • スターラスター

  • バトルシティ

  • 源平討幕魔伝

  • ドラゴンバスター

  • ドルアーガの塔

  • 妖怪道中記

  • ワギャンランド

  • ワルキューレの冒険

  • ディグタグ

この企画は、「カタログIPオープン化プロジェクト」となり、
これまで申請は200件を超え、
企業から174件、個人から46件、学校から17件あった。

その内、108件が審査を通り、18件がスマホ向けの
ゲーム等(ヴァンパイアホームズなど)に提供されている。




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ゲーム会社にとってIPは重要な資産である。
他社の使用については厳しく管理し、
ブランドイメージを損なわないものに限るのが普通だ。

しかし、今回の企画では公序良俗に反する使用以外は
基本的に認めるという決断を行った。

対象となった上記の17タイトルは、知名度は高いものの
活用し切れていないという悩みがあったそうだ。

この企画では、ライセンス料による提供ではなく、
売上高からの手数料方式らしい。

バンダイナムコは、資産の有効活用と売上アップになり、
キャラクタ等の価値も上がる。
これまで取引のなかった会社とのつながりも増えた。

ユーザは高いライセンス料をいきなり払わなくても
開発関係費のみで始めて、売上から手数料を支払えば
いいので、取り組みやすくなった。

パックマンが超進化して復活している。

バンダイナムコエンターテインメントは対象をもっと
広げたいのだが、必ずしも自社独占権利をもっていないため、
上記の17件にとどまっているらしい。

こういうオープン化も面白い。
権利の共有者も賛同し、
もっと広がって欲しいと思う。


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