この世に刃物がなかったら?

関の刃物”で有名な岐阜県関市の
PRムービーが話題になっている。


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ニンジンに手刀を振り下ろす主婦、
ガムテープで髭剃り(?)する男性、
髪の毛を噛みちぎる美容師、
爪が伸びまくって握手できないアイドル、
ウェディングケーキにWチョップする新郎新婦。

何とも奇想天外なシーンが続く。
確かに、刃物がなかったら、
こんなことになってしまうかも知れない。



PRムービーのタイトルは「もしものハナシ」 。
もしもこの世の中に刃物がなかったらの話、
ということだ。

最後の最後に、チラリと包丁、髪切りばさみ、爪切りなどの
写真が出るだけで、ハナシの最中は“関の刃物”は
全く登場しない。

刃物がないと、逆にとっても痛々しいから不思議だ。
関市のPR担当者曰く、
刃物が無ければ人はどれだけ困るかを伝えるため、

あえて最後まで刃物は出さない構成にしました。


普段の生活で、さりげなく当たり前のように使っている
包丁、ナイフ、ハサミ、爪切りなどだが、関市は、
 包丁は5割、
 理容用刃物は7割、
と圧倒的な国内シェアを誇っている。

世界的にも、
 イギリスのシェフィールド、
 ドイツのゾーリンゲン
と並ぶ世界有数の刃物工業都市なのだ。


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9月3日の記事で、宮崎県小林市のPR動画を紹介したが、
ここのところ、各地の自治体が
まちのPRに積極的に面白い動画を制作している。

小林市の動画では、
疑似フランス語に見事に騙されたが、
今回の関市の動画では、
セリフが完全にカットされているのだ。

町の特産品である刃物の認識度が低い
市内の若者や全国に関市をアピールしつつ、
海外にも映像だけで理解してもらえるよう
意識して作ったそうだ。

英語の説明も入れている。

刃物のない、人生なんて。

Imaging the Life Without Blades.


日本一の刃物のまち 関市

Japan"s No.1 City of Blades SEKI


何となく流し見してしまうかも知れないが、
1分17秒の随所に創意工夫が込められている。

アベノミクスでの経済再生もよいが、
こうした工夫で地域が活性化すると
楽しいと思う。


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