江の島、鎌倉を走る江ノ電が、
「観光記念入場券2017」として
珍しいC型券で1日から発売した。


(出典:江ノ電


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販売は既に6月1日朝から始まっていて、
藤沢駅、江ノ島駅、極楽寺駅、鎌倉駅の4駅のみで販売。
通販はしていないので、行くしかありません!

1セット570円で、1500セット限定です。
先ほど(6/3 11:40頃)問い合わせたところ
まだ残っているとのことでした。

(藤沢駅 Tel. 0466-23-2355
 上の写真にある旅客課は土日休み)

今はSuicaなどの交通系ICカードが当たり前で
たまに切符を買うにしても、はさみを入れる硬券は
ごく一部の地方路線にしか残っていません。

ちなみに、硬券には下記のA,B,C,Dの4タイプがあるそうです。


(出典:関東交通印刷


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切符は普通は長方形ですが、
C型券のみ、ほぼ正方形です。

裁断時に万一切符が回転してしまうと、タテ・ヨコが
判別しずらいので、ほとんど使われないサイズだそうです。

ヨコ57.5mmが多いですが、これは明治時代の
インチ基準の輸入印刷機のサイズの名残だそうです。
ある意味、世界標準の基本サイズというわけです。

硬券は記念切符くらいにしか使われないので、
硬券を印刷・製造できる会社は限られています。

特に今回のC型券は、千葉県銚子市にある
関東交通印刷株式会社さん1社しか機械を持っていません。
今回もそこで作られたそうです。

 HP:http://www.ticket-print.co.jp/
 FB:https://www.facebook.com/koukenticket/

硬券を今も作っているくらいだから、古くからの会社と思いきや、
2001年創業の若い会社でした。

上のホームページの「ご挨拶」にこうあります。
硬券、切符をこよなく愛する方々、ご安心下さい。

鉄道文化の一角である、古き良き伝統の硬券印刷を絶やさない様に、

当社でこれからも守って参ります。

印刷の技術の日々の進歩は凄まじいのですが、

経営資源をここへあえて投資せず、古い機械を動かせる職人育成に力を入れております。

当社が無くなったら、この伝統は終わりで有るとの気持ちで、日々切符作りをしております。


こういう会社さんは大事にしたいですね。

ちなみに、銚子市にある関係か、昨年7月に銚子電鉄で
同じC型券を使って「一駅散歩往復切符」を出しています。





プラレール 江ノ電の小さな旅セット



Nゲージ NT137
江ノ島電鉄100形 107号車
トロリーポール仕様




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