今回登場したのは、Bed & Breakfast ではなく、
BOOK AND BED だ。
コンセプトは「泊まれる本屋」


(出典:http://bookandbedtokyo.com/


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「泊まれるレストラン」=オーベルジュはあったが、
「泊まれる本屋」は初めてだ。

本の販売はしていないので、
「泊まれる図書館」に近い。

去年の11/5に池袋駅そばに開業し、
ほぼ満室が続いているという。

ここのコンセプトがいい!(同店HPより)
ふかふかなマットレスも無ければ、

低反発の枕も無ければ、

軽く暖かな羽毛の布団も無い。

最高な環境での良い寝心地は、

ここにはありません。

あるのは、

読書をしてたら(マンガでも良いですよ)

いつの間にか夜中2時になってて、

もうあとちょっとだけって

まぶたが重くてたまんない中も読み続けてたら、

いつの間にか寝てしまった。

そんな、誰もが一度は経験した事があるであろう

最高に幸せな「寝る瞬間」の体験です。


約1700冊の本に囲まれて、
落ち着いて、いくらでも本が読める。

”最高に幸せな「寝る瞬間」の体験”
という本を読みながらの「寝落ち」が、
本好きにはたまらない。

「マンガ喫茶」や「インターネットカフェ」と
あまり変わらないんじゃない、
と思う人もいるかも知れないが、かなり異なる。

マンガは一部で、SPBS選書の幅広いジャンルの本。
(文学、歴史、写真集、洋書、ライフスタイル雑誌など)

インターネットも無料WiFiがあるが、
PC等は置いていない。

外国人観光客(多いらしい)も意識して
英語の本や旅行ガイドもある。

ブースの中で縮こまることはなく、
体を伸ばして、ベッドでちゃんと寝られる。

中には、「airbnb」と勘違いしてくる
宿泊目的の外国人もいるかも。

STANDARD : 120 x 200cm (10床) ¥4,500~(税抜)/1泊
COMPACT : 80 x 200cm (2床) ¥3,500~(税抜)/1泊
※休前日等は割増料金
※現在は計30床に増えたという情報もあり


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企画・運営しているのは、不動産会社の
「アールストア」(東京都品川区)という企業。

社長の浅井氏が、
高級な五つ星ホテルでもなく、

ビジネスホテルでもない、

自分たちが泊まりたい施設を作ろう

と発想したことからでき上がった。

トイレ、シャワー、洗面所は共同。
共有スペースには大きなソファにクッション。

飲み物、食べ物の持込み自由。
トースター、コーヒーマシン、ポット、カップ、皿が装備され、
コーヒー、みそ汁、シャンプーをフロントで販売。

ただし、支払いはクレジットカードかICカード。

昼間は、読書だけなら
¥1,500~(税抜)/13:00~17:00
のサービスも追加された。

ホテル代わりに長く連泊する人もいれば、
家や図書館とは違った環境で読書をしたくて
寝られる書斎として利用する人もいる。

他の人にも読んで欲しい本を置いていく人もいる。

それぞれ、いろいろな使い方をしている。

空室が多い古いオフィスビルを活用して、
年内に都内にもう2ヶ所開設する計画だ。

なかなかおもしろいものができた。
一度利用してみたいと思う。


(参照:Yahooニュース


(追記)
下北沢にも新型のB&Bがあり、こちらは
「Book and Beer」 http://bookandbeer.com/
ビールジョッキを片手に本を読める。
こちらもいいですね!



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