昨年9/1に記事を書いた頃の西之島は、
まだ噴火が続いて成長中だったが、
状況が変わってきたたようだ。


<スポンサードリンク>







1月9日国土地理院が西之島の最新の測量結果を発表した。
(参照:http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu41000.html




面 積標 高流出量/日

 2015/7/28  2.74㎢  150m 10万~18万㎥

 2015/12/9  2.71㎢  142m 2万㎥


写真は元の縮尺が違ったため、
目分量で合わせており正確ではない。

残念ながら、日付は逆ではなく、
なぜか面積も標高も少し縮んでしまったのだ。

火山活動が落ち着き、溶岩の流出が減った
ことなどが原因らしい。

1日あたりの流出量が以前の5分の1以下に
激減してしまっているのだ。

波による海岸の浸食が、流出による拡大を上回り、
頂上部分も噴火で吹き飛んでしまった。

東京大地震研究所の中田節也教授によると、
衛星赤外画像を解析すると、

西之島は9月下旬から次第に熱量が低下し、

今の段階では火山活動は終息に近い状態と言ってよい
とのこと。

もっと、「行け行けGo Go!」と
思っていたが、しばし休息となったようだ。

前回も、1974年頃一度終息した活動が、
2013年に再開して、今のようになっている。

これまでの西之島の拡大の様子が、
こちらに分かりやすい動画で出ている。
政府インターネットテレビ

次回はまた40年くらい先になるのか?
あるいは、第二の西之島はないだろうか?


<スポンサードリンク>







(追記)
かなりお気軽な書き方をしてしまったが、
西之島近くの硫黄島近海で1/3にM5.5、1/6にM6.0の
大きな地震が起きている。

そして海外の「Volcano Cafe」というサイトでは、
「100年以内に噴火の恐れがあり、かつ破局的噴火
なる可能性がある火山」の第1位が硫黄島だったのだ。

また、1/5には都内で多くの地鳴りが聞かれた。

そして、地震予知で有名な
木村政昭琉球大学名誉教授、
村井俊治東大名誉教授
が揃って、2016年に伊豆諸島での大地震を予測している。

木村氏は、規模についてM8.5
村井氏は、時期について2016年春頃まで
と言っているのだ。

日本の領土がちょっぴり増えたとか
浮かれている場合ではない。

東京直下型ではなかったとしても、
東京湾に津波が押し寄せる可能性もあるので、
注意が必要だ。



<スポンサードリンク>