以前、地球と月の間を抜けて行くような小惑星
今年は確認済みだけでも15個もあることをお伝えしたが、
ほとんどニアミスの世界で、
地球に影響がなかったのはラッキーなだけだった。

こういう小惑星に対して、
これまで対策のしようがなかったが、
NASAがついに動き出すようだ。





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NASAはジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所と
共同でDART計画というものを進めている。
(Double Asteroid Redirection Test)

「ディディモス」(ギリシャ語で「双子」)という二重小惑星に向けて
冷蔵庫大の宇宙機を飛ばし、小さい方の小惑星に
秒速約6kmで衝突させるという実験である。

これで、少しばかり軌道を変えられれば、
地球への衝突回避につながるというものだ。

NASAがこの計画を発表したのは6月30日。
1908年6月30日にロシアのツングースカに巨大隕石が落下し、
2000平方kmもの森林が炎上したことから、
「小惑星の日」となっている日だった。

この実験が承認され、
2022年10月の実施を目指している。

てっきり、宇宙で小惑星にミサイルでも撃ち込んで
爆発させるのかと思ったら、一種の自爆作戦ですね。

でも、全人類の命に関わる大問題なわけで、
国の違いを超えて、全世界協力して、
うまくいくことを祈りたいと思います。




ref) CNN





Newton 小惑星インパクト



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