オーロラとは異なる新しい大気現象が観測された。
地面から上空に向かって長くしなやかに伸びる棒状の美しい光。
正式名はまだなく、仮称で「スティーヴ」と呼ばれている。


(下のYouTubeより)


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民間の研究家たちが見つけ、SNSで拡散された。
2016年中に世界で50件以上の目撃報告があった。

名前がないと不便なので、『森のリトル・ギャング』という映画で
正体不明のものを「スティーヴ」と呼んでいたことから
「スティーヴ」と名付けられたらしい。

次第に科学者にも知られるようになり、
カナダのカルガリーに出現したものを
カルガリー大学の科学者が調査に乗り出した。

その調査によると、
 巾 :25〜30km
 長さ:東西に数千km
 色 :紫っぽいものが多く、一部が緑色
 出現時間:20分~1時間強
 出現時期:10月~2月
 観測場所:イギリス、カナダ、アラスカ、アメリカ北部、ニュージーランド
       (オーロラよりも10-20度赤道寄り)

ここまでであれば、
「あぁそうなんだ、結構大きいね」
くらいの感想だが、驚くのはこの内容。

地上から高度300km地点の温度が3,000度まで一気に上昇。

データによると、25kmにも渡る幅のガス状の帯は、

帯の側面部分は秒速10mのスピードで動いていたのに比べて、

秒速6kmという速さで西方向に流れていた。


スティーヴのはるか上空が3000度もの超高温になっている
というのは、一体どういうことなのか?

詳細はまだ発表されていないが、スティーヴはオーロラとは違って、
地球の磁場と太陽粒子の相互作用によるものではない、
ということだ。



今後の発表を期待して待ちたい。


ref) GIZMODOAuroraSaurus





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