今ペルーのアタカマ砂漠の一角に、世界の科学者が集まって、
火星環境下でのジャガイモ(スーパーポテト)の開発を
進めているという。


(下の動画より)


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ジャガイモは南米アンデス山脈が原産で、
厳しい環境でもよく育ち、栄養もある。

とは言え、火星はその比ではない。
・大気の95%が二酸化炭素
・平均気温約マイナス41℃(最低マイナス135℃)
・気圧が地球の100分の1以下
・塩分濃度が高い


(下の動画より)

アメリカのNASAとペルー工科大学の研究者が
ペルーのアタカマ砂漠に火星の模擬環境を作り、
65種類のジャガイモを栽培した。

なんと、その中に火星の過酷な環境に耐えうる
スーパーポテトを見出したという。


(下の動画より)

では、この研究の目的は火星移住計画の一環
なのかというと、必ずしもそうではないらしい。

火星環境で育つジャガイモならば、
現在地球にある不毛の砂漠地帯でも
食糧生産ができることになる。

また、温暖化ではなく寒冷化したり、
ミニ氷河期が到来したりしても、
食糧生産を維持できる。

いずれにしても、地球を救うための
「宇宙生物学」というわけである。
ジャガイモはすごい!




ref) Potatoes on MarsThe GuardianTOCANA





レオナード・デイヴィッド (著),
ナショナル ジオグラフィック (編集)
マーズ 火星移住計画




矢沢サイエンスオフィス (著), 竹内 薫 (著)
人類が火星に移住する日




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