アンダーソン/ストルトのニューアルバム
「インヴェンション・オヴ・ナレッジ」 (Invention of Knowledge)を
予約しておいたら、発売日の今日いきなり届いた!

まぁ、知ってる人も知らない人も、ちらっとこのYouTubeで聴いてみて欲しい。
ゲリー・ボーネルさんのノウイングとは無関係だが共通点はある!?)

ANDERSON/STOLT - Knowing (OFFICIAL VIDEO)




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元イエスのヴォーカル、ジョン・アンダーソン または
The Flower Kings、Transatlanticの
ロイネ・ストルトをご存知ない方には申し訳ないが、
ファンにとっては、このニューアルバムは飛び上がるほど
うれしいウレシイ新作なのだ。




という私も、ジョンは中学時代からの長~いファンだが、
ストルトのことはまったく知らなかったが・・・


(出典:下のYouTube)

プログレッシヴ・ロックの雄イエスは主に1970~1990年代に
活躍した。そのフロントマンがジョン・アンダーソンだった。

そのジョンが数年前に2回目の脱退をして、
その後はイエスに戻っていない。
イエスをイエスたらしめていたのはジョンだったのだが。

しかし、そのジョンはロック歌手でありながら、
天使の声とも言われる独特の美声をもち、
クラシックから、ジャズ、カントリー、民族音楽まで
ジャンルを問わず、幅広いミュージシャンと交流し、
多くの楽曲を作詞・作曲し、歌ってきた。

日本の喜太郎ともコラボして
『十五少女漂流記』を出している。

そのジョンは、この数年いろいろなコラボアルバムを
出してきて、いい作品もあったのだが、
半分くらいは過去のイエス時代の曲の
リアレンジという感じで、『OPEN』(mp3のみ)以外は
あまり本格的な作品ではなかった。



今回のストルトとの「インヴェンション・オヴ・ナレッジ」は、
叡智、愛、光をテーマに相当な力作だ。

リリースノートの武田砂鉄氏はこう表現している。
2人の特性が見事なまでに溶け合い続ける65分だ。

アイディアの泉が小さな流れを作り、

さざ波のまま大河へと広がっていく。

起草された叙情性が数珠つなぎのごとく

膨らんでいくように心を奪われる。


そう、全65分で10分~20分を超す大曲が4曲という構成。

えっ、ロックが20分?
と変に思う人もいるだろうが、いつもではないものの
ジョンにとっては普通。組曲みたいな感じだ。


1) INVENTION OF KNOWLEDGE (22:52) 

 i ) Invention(9:41)

 ii) We Are Truth (6:41)

 iii) Knowledge (6:30)



2) KNOWING (17:48)

 i ) Knowing (10:31)

 ii) Chase and Harmony (7:17) 



3) EVERYBODY HEALS (13:09) 

 i ) Everybody Heals (7:36)

 ii) Better By Far (2:03)

 iii) Golden Light (3:30)



4) KNOW... (11:13)



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力作ではあるが、力みはまったくなく、
聴きようによってはヒーリングミュージックに
感じる人もいるだろう。

これも、ジョンがこのジョンの声で歌うからこそである。
他の人が歌ったら、まったく印象が変わるに違いない。

そして、そして、知らない人はびっくりだと思うが、
このジョンは、今年なんと72才になるおじいさん(失礼!)
信じられますか?本当ですよ!1944年10月25日生まれ。



イエスを一緒に創立したクリス・スクワイア
残念ながら昨年亡くなってしまいましたが、
年内にはまた、かつてのイエスメンバー
リック・ウェイクマン、トレヴァー・ラビンと共にARW
結成して、ツアーにも出る。

何とも元気な大御所たちです!


<参考>
英語ですが、海外サイトで見つけた大作レビュー(?)です。
Nick Smith~Olias of Topographic Oceans, and the return of the Ley-Line singers
Paul Watson~ROOM ENOUGH IN THE SKY FOR TWO STARS


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