オーロラ鳴き声(音)を発することがあるのをご存知でしょうか?
見たこともない人がほとんどでしょうから、
普通は知らないですよね。

私も直接は見たことはありませんし、音も聞いてませんが、
どこかで奇妙な音の話は聞いたことがある気がします。

その正体が判明したそうです。


(出典:下のYouTube)


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あの天空を美しく舞う光のカーテンを見ていれば、
天界の美しい音色でも想像で聴こえてきそうですよね。

実際に聴いた人の話では、
ラジオの雑音みたいだったり、
パキパキ、サラサラみたいな音だったそうです。

探してみたらYuTubeにありました。
ちょっと意外な音かも知れません。



確かにこれは、音色ではなく「雑音」的な音ですね。

6月22日に「バルティック・ノルディック音響会議」なるものが
スウェーデンのストックホルムで開かれたそうです。

そこでのフィンランドの科学者らの発表によると、
「オーロラの音」の原因は、寒い夜に形成される

「大気のフタ」によって帯電した大気が閉じ込められることにある。

太陽から放出されるプラズマの流れが地球に届くと、

この帯電した大気が急速に放電。

その際に、破裂音のような音を発生させる。


太陽風と呼ばれるプラズマの粒子が飛んで来て、
地球の磁場と作用して、大気と衝突することで、
オーロラは生まれます。

あまり強烈な太陽風が吹くと
磁気嵐となって電気システム等に悪影響しますが、
オーロラもより壮大になります。

そういう時、日没後に暖かい空気が上昇し、
地表面の温度が下がって、穏やかな天候だと、
高い空の方が温度が高い逆転層が起きます。

その暖かい上層の空気がフタとなって
マイナスの電荷を帯びた大気が下層に閉じ込められます。

そこへ磁気嵐がやってくると、
このフタが壊れて放電が起こり、
奇妙な音を立てる。

ということで、オーロラの鳴き声(音)の正体は、
いくつかの条件が揃った場合に、
放電によって起こる音であることが判明しました。


出典:National Geographic

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