SSブログ

続報2)ナスカで発見の真っ白なミイラのプレス・コンファレンス [宇宙・文明]

前回7/23に紹介の
「続報1)ナスカで発見の真っ白なミイラはハ虫類!?」
とは実際には前後してしまうが、2017年7月11日にペルーで
プレス・コンファレンス(記者会見)が開かれており、
その時の要旨をお伝えしたい。

ナスカのミイラ


<スポンサードリンク>



◆Nazca Mummy Press Conference


パッと見は皆真っ白で同じにしか見えないが、
細かく調査した結果、2種類いることが分かった。

ナスカのミイラ

・3本指は同じ
・片方は手の腱がカーブしている、もう一方はしていない。

ナスカのミイラ

・最大6つの指骨(指の途中の関節が5つ)ある
・別の種は足に4指骨、手に5指骨ある

 指骨:外に出ている指の骨
 中手骨:指の根元の掌の中の骨

・白い粉は、珪藻類
 シリコン、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、鉄を含む

・マリアと呼ぶ検体は厳密にはミイラではなく、
 内臓が全て残った保存死体だった。

・頭蓋がヒトよりもかなり大きく、脳の外周も非常に大きい

・ペルーの文化省と大統領に研究への参加を依頼する文書を
 送ったが、2-3週間たっても返事がない。
 いくつかの大学にも協力要請したが、笑って取り合わなかった。


<スポンサードリンク>



・ミイラから組織サンプルを採って、メキシコの大学施設で調べたところ、
 -脳:炭素14年代法で1050±30年前
 -手:1205年前
 -胴体:1771±30年前
 -子供のミイラ:791±30年前

 つまり、現代のものを合成するなどして偽造したものではない。

・アメリカで検査したところ、
 手が3380±30年前と大きく異なる結果が出た。
 別の検査では、同じ手が6420±30年前と出た。

 ⇒仮説として、地球生まれではないのかも知れない。
  地球環境でなければ、この年代測定法は使えない。

・マリアと呼んでいる検体では矛盾がなく
 各機関で、1750年前、1771年前、1775年前、1785年前
 とほぼ揃っている。

・ビクトリアと呼ぶ検体では
 1110年前、1105年前、1050年前、790年前

・解剖学的にも偽造である可能性はない

・大後頭孔が普通は円形か卵型なのに、これは四角い

ナスカのミイラ

・首が長く、首には椎骨がない
・肋骨が水平の角度で並行に並ぶ

ナスカのミイラ

・あごが小さく、飲み込みはできるが咀嚼はできない
・鼻孔はあるが、出っ張った鼻はない

・腰は半球状の関節ではなく、足は前後にしか動かない
・指の本数だけでなく、手根骨、くるぶしなどの構造が人と違う
 くるぶしから先は指が大部分で足の裏がほとんどない
・足の指先が90℃下に曲がっている
・指紋はあるが、平行線で渦を巻かない

・眼孔が大きい

・髪の毛がない、耳たぶがない、薄片のある肌、卵→は虫類的

・片方の種は、とう骨(前腕外側)と尺骨が分かれてなく1本のみ
 これは古生物学的にも記録がない
 ⇒よって、地球上で発生したのではない

・マリアには髪と乳房、乳腺がない→哺乳類、霊長類ではない

・万一、これが偽物、作り物ならば、責任者は罰せられなければならない、
 真実が何であれ、ペルー政府や関連機関も加わってもらって、
 真実にたどりつきたい、と非常に謙虚な姿勢

・ミイラは発見者から調査の期間だけ借りただけで、
 研究者たちの手元にはない。
 海外の投資家(?)が買い取るという話もあるが、
 ペルー国外に持ち出されたり、消されたりすることは望まない。
 だからこそ、ペルー政府に関わって欲しい。


出典:いずれも Gaia.com より




という訳で、今回の発見は学者らの探索の結果ではなく、
一般人が見つけて、今回の調査専門家チームの誰かに
つながり、そこから有志を募って調査したという次第らしい。

それも、ミイラの検体は、調査・研究のために一定期間
発見者から貸し出され、現在は一部の組織サンプルを除き、
発見者の元にあるそうだ。

限られた期間での調査だったため、全容が解明された
訳ではない。追加調査のためには発見者らとの調整が
必要になる。

発見者の意図は、これらミイラの正体は何なのかを
正式に調べて欲しいとも、高く売って儲けたいとも言われ、
実際のところは分からない。

調査チームは、(そのような利害関係者がいるかは分からないが)
実態が分かると困る組織等が買い上げて闇に葬られることを
恐れている。

それを防ぎ、できる限りペルー国内に留め、更なる調査と
博物館での展示棟につなげるべく、今回の記者会見や
ウェブサイトでの情報公開となったようだ。

今のところ作り物の可能性はほぼゼロと出ており、
また、きちんと管理しないとボロボロの砂になって
しまいかねないので、今は笑って全く取り合わないという
政府や大学等が認識を改めて動き出すことを祈りたい。


<関連記事>
続報4)ナスカで発見の真っ白なミイラのDNA検査
続報3)ナスカで発見の真っ白なミイラのDNA
続報1)ナスカで発見の真っ白なミイラはハ虫類!?
ナスカで真っ白な3本指のミイラ発見!


ナスカの地上絵 革製マグネット3種類
ペルー製
「ナスカ」-地上に描かれた遥かなる銀河



<スポンサードリンク>




nice!(8)  コメント(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 8

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。