SSブログ

第9惑星を見つけよ!ハワイのすばる望遠鏡が始動 [宇宙・文明]

ちょうど1年前に第9惑星存在の証拠をつかんだと
カリフォルニア工科大学のチームが発表したが、
ようやく日本のすばる望遠鏡もその探索に入った。

太陽系
(イメージ)


<スポンサードリンク>



前回も記した通り、準惑星に格下げされてしまった
冥王星に代わって、更に外側に地球の約10倍の質量を持つ
巨大な惑星「プラネット・ナイン」(通称)の存在が
確実視されている。

太陽系外縁部にセドナなどの6つの小惑星があり、
その軌道の偏りから、重力のバランス上、
第9惑星の存在が想定された。

海王星と似たタイプの惑星で、中心部は岩石で、
周囲を氷が覆うと見られている。
直径が地球の2~4倍もある。

大きな楕円軌道を描いており、
第8惑星の海王星と比べても
近日点で5倍、遠日点では30倍も外を回り、
公転に1万~2万年もかかるという。

ちなみに、海王星-太陽の距離は30天文単位。
つまり、地球-太陽の30倍。
公転周期は約165年で、1846年の発見からまだ1周しかしていない。

その5~30倍のところを回るのだから、
想像を絶するスケールだ。

すばる望遠鏡
(ハワイのすばる望遠鏡 出典:国立天文台

その星をすばる望遠鏡で探し始めたわけだが、
恒星ではないから明るさは22~25等星。

すばるは口径が世界最大級の8.2mあるので、
何とか見えるが、小さな望遠鏡では見えない。

それでも、肉眼でその場で分かるわけではなく、
3日かけて数回撮影し、コンピュータで動いた星を抽出して、
少しずつ絞り込んでいく、という地道な作業になる。


<スポンサードリンク>



ところで、2006年の惑星の定義の変更で、
冥王星は第9惑星から準惑星に変更になったが、
実は大きさが地球の月よりも小さく、
それでいて衛星を5つももつという不思議な星。

それと、惑星の定義に
「軌道上から他の天体を排除していること」
という項目がその時に加わった。

そうすると、今回のNew第9惑星は、
太陽系外縁部にある6天体と軌道が絡み合っているため、
この定義に抵触してしまう。

では、第9惑星ではなく、また準惑星?
質量が地球の10倍、水星の100倍もあるのに!?

きっと発見の暁には、惑星の定義が
再修正されることになるでしょう。


ref) 産経ニュース


<関連記事>
太陽系に「第9惑星」復活か?
"2015 RR245"~海王星より外側の「ミニ冥王星」発見
太陽が3個、昼が140年も続く太陽系!
NASAが木星の巨大オーロラを公開!ジュノーも独立記念日に木星周回軌道入り
スペースX社が2025年に火星植民へ!
アポロ飛行士が月の裏側で聴いた音楽!?
重力波は時空の「さえずり」!?
地球に似た太陽系外惑星3つ発見、生命体は?


太陽系に未知の「惑星X」が存在する!
おもしろい惑星の枕
(ピローケース クッションカバー)



<スポンサードリンク>



nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:ニュース

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。