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探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌを目指して打ち上げ成功! [宇宙・文明]

NASAの小惑星探査機「オシリス・レックス」(OSIRIS-REx)が
地球近傍小惑星「ベンヌ」に向けて、8日夜(日本時間9日朝)に打ち上げられた。

Bennu1s.jpg
(出典:NASA


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打ち上げは、先日スペースX社のロケットが爆発してしまった
ばかりのケープカナベラル空軍基地からアトラスVロケットで
行われ、今回は成功した。




行先のベンヌというのは、地球に近い軌道を約6年周期で
回っている直径500m弱の小惑星だ。

1999年に発見され、2135年に地球と月の間を
すり抜けるか、衝突するかも知れないと言われている。

オシリス・レックスは、2018年にそのベンヌに到着し、
表面の土や岩石のサンプルを採取して、
2023年に地球に持ち帰る計画だ。

日本の「はやぶさ」が小惑星イトカワに対して行った調査と
同様の目的である。

ただオシリス・レックスは、2年ほどベンヌ付近に留まって
地図作成など様々な調査を行い、
サンプル採取は地表に降下して行う予定だ。

そして、ヤルコフスキー効果という
天体の熱による軌道への影響の調査も行う。

というのも、ベンヌは1999年の発見当時と
軌道がずれてきているのだ。

とにかく、ベンヌの大きさや形状、質量、組成など
できる限り多くの情報を収集し、
まだ100年以上先とは言え、万一に備える必要がある。


一方、2014年に打ち上げられた日本の「はやぶさ2」は、
2018年半ばに小惑星「リュウグウ」に到着し、
サンプル採取等の上、東京オリンピックの後
2020年末ごろ地球に帰還予定となっている。


両探査機で多くの成果を期待したい。


ref) AstroArtsNASATOCANA


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タグ:小惑星 探査
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