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座敷わらしで有名な「緑風荘」さんが6年半ぶりに営業再開 [旅行・スポット]

「座敷わらし」が現れることで有名だった岩手県の「緑風荘」さんですが、
2009年10月に全焼してしまいました。

それが、多くの苦難を乗り越えて、昨日5/14に営業再開しました。

Zashikiwarashi2.JPG
(出典:dailytohoku


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場所は岩手県二戸市の金田一温泉というところ。



座敷童子は、岩手県周辺に伝えられる精霊のような存在。

座敷や蔵に住む神と言われ、家の人にいたずらをしたり、
見た人には幸運が訪れる、家に富をもたらすなどの伝承がある。
柳田国男の『遠野物語』でも有名だ。

一般的には、赤い顔をしたおかっぱ頭の5~6才くらいの子どもだが、
男の子だったり、女の子だったり、年恰好は住むつく家によって様々。

緑風荘は1955年に経営者の五日市さんの祖父が
亀麿(かめまろ)神社の隣に開業した。

「亀麿」は南北朝時代にこの地に落ち延びた南朝の武将の2人の子の兄の方。
「末代まで家を守り続ける」と言い残して6才で亡くなった。
この亀麿の霊が緑風荘の奥座敷「槐(えんじゅ)の間」に棲みつき
五日市家の守り神となったという。

この「槐の間」を中心に、座敷わらしの目撃談がよくあった。
その撮影に成功したという動画が一時話題になった。


(出典:facebook


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これは本当は、田川幹太という映画監督が作った作品のワンシーンだったそうだ。

しかし、商品説明には、
ある旅館の一室には座敷童子が出ると言われていた。我々撮影スタッフは、ずっと取材拒否をしていた旅館に撮影許可をもらい座敷童子が撮影できるまでという企画で密着取材を行った。そこでは怪奇現象が続出するものの肝心の座敷童子の撮影は難航した。しかし、遂に我々は座敷童子の姿をカメラに収めることに成功したのである!それからというもの、スタッフに幸運が舞い降り始め…。


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この座敷わらしで人気の宿だったが、
2009年10月4日夜、築50年の新館と
槐の間がある築300年以上の母屋が全焼してしまう。

宿泊客と従業員は幸い無事に避難。
亀麿神社や隣近所への延焼もなかった。

当時、火事を発見した方によると、
「宿から丘に向かって小さな光の玉がふわふわと風になびくように
 飛んでいくのを見た。すると程なくして小雨が降り出した。
 その晩は、雲一つない夜空だったと記憶している。
 火の勢いを消すため、座敷わらしが雨を降らせたのでは」
と信じているという。


今回、規模は火事の前の半分ほどに縮小したものの、
再建費用は3億円以上におよび、
銀行融資の他に、常連客の方々の寄付もあったり、
クラウドファンディングも活用して調達したという。

同じ場所に再建したが、槐の間は“お客様共有の場”と
いうことになり、宿泊用ではなくなった。

でも、きっとまた座敷わらしが何かいたずらしに現れることでしょう。

(予約は、インターネットhttp://www.zashiki-warashi.co.jp/からのみ)


出典:河北新報緑風荘IRORIO


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