SSブログ

重力波は時空の「さえずり」!? [宇宙・文明]

アメリカの研究機関LIGOによって、
重力波がついに発見された。

GravityWave1.JPG
(出典:下のYouTube)


<スポンサードリンク>



LIGOというのは、
Laser Interferometer Gravitational Wave Observatory
の略称。
強いて訳せば「レーザー干渉計重力波天文台」

1916年にアインシュタインがその存在を
予言してからちょうど100年。
壮大な探しものだったようだ。

ノーベル賞級ともいわれるこの観測。
13億年も前の2つのブラックホールの衝突で起きた波を
検出したというのだ。

そのブラックホールというのが、
太陽の29倍36倍というとてつもない大きな質量をもつ。

それらが、強い重力のために引き合って、
1つに合体する様子のシミュレーションが
下の動画中に出ている。

太陽の質量を1として、合体後の質量は、
29+36=65 にはなぜかならず、
29+36=63 になるという。

実は、残りの3に相当する質量=エネルギーが、
重力波として放出された。

それが起きたのが13億年前。
そして13億年かけて地球に届いた!




<スポンサードリンク>



ルイジアナ州立大学のガブリエラ・ゴンザレス氏は、
「私たちは重力波の音を聞き、宇宙の音を聞くのです。
宇宙は目で見るだけでなく、耳で聞くものになったのです。
と説明する。
その時空のさえずり=重力波を音に変換したという。



2つのブラックホールが互いに近づくにつれ、
放出される重力波の周波数が高くなり、振幅も大きくなる。

これを音に変換すると、特徴的な「さえずり音」になる。

最初に聞こえる音は重力波の正確な周波数で、
後から聞こえる高い周波数の音は
人間の可聴域に調整したもの。



まぁ、正確には理解できないが、
モノが動くと時空が歪んで重力波が発生し、
さえずりのような音にも変換できる、と。

光は途中に星やモノがあると止まり、
X線もある程度透過するが弱まるが、
重力波は何があっても透過する。

この重力波により、
遠方の天体や天文現象を調べる
新しい観測手法ができる。


話はぶっ飛ぶが、いわゆる霊現象や
パラレル・ユニバース、超能力などの
解明にもつながるという人もいる。

オカルトも科学的説明ができるようになると。
そっち方面も楽しみにしたい。


参照:irorioNational Geographic



関連本:



<関連記事>
ジュノーが木星にフライバイ、意外な画像と巨大オーロラのさえずりを記録!
太陽が3個、昼が140年も続く太陽系!
NASAが木星の巨大オーロラを公開!ジュノーも独立記念日に木星周回軌道入り
スペースX社が2025年に火星植民へ!
アポロ飛行士が月の裏側で聴いた音楽!?
地球に似た太陽系外惑星3つ発見、生命体は?



<スポンサードリンク>




nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。